温故知新で食べてみた

戦前、主に昭和初期の料理本や婦人誌に掲載されたレシピを、
実際に作って食べて昔の日本をプチ体験。
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番外編・今も昔も通販がお好き
さて、今回は少々目先を変えて番外編。
あれこれ昔の雑誌をひっくり返してレシピを探しているときに
ちょっと面白い記事を見つけました。
それがなにかと申しますと、「通販」。
当時の婦人誌のいくつかは通販部を置き、料理器具や婦人洋品、
化粧品から子供用品までと多種多彩の品物を扱っていたようです。

で、今回目をひいたのは『主婦之友』昭和七年八月号の通販。
写真掲載はできないので、見よう見まねでイラストにしてみました。

まずはこちら。当時の圧力鍋です。


ボイラーみたいですね。

写真がボケていたので、細かいところはちょっこし想像で書いちゃいました。
よって相当本物とは違うと思います・・・。
価格はメーター付きが18円。メーター無しが12円50銭でした。
ちなみに同じように通販で扱われていたシチュー鍋は60銭。

次に不思議に思った器具を。
さてこれは何でしょう?



答え。肉汁圧搾機。
なんでも肉を絞ってその汁を飲むのだそうで、これが病人に良いらしいとのこと。
民間療法と思われますが、それ専用の器具があったのがすごい。
こちらは2円80銭。
ちなみにアイスクリーム速成器なるものも売られているんですが、
こちらは2円50銭でした。
肉汁絞る方が高いんですね。

他にもビューラーと思われる「美眼器ビウラ」など、
今も昔も扱われている商品にさほど差がないのが見てとれました。

最後におまけ。
料理とは関係ないのですが、これまた昔からこんな道具が使われていた(?)ということで・・・。



いわゆるブックスタンドですね。
商品名は「Kスタンド」。
この「K」が何を意味するのかは、ナゾ。

他にもまだ面白い記事がありましたので、料理の合間合間にちょこちょこと
紹介していきたいと思っております。




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番外編・アスベックの謎、解けたり。
前回取り上げた「アスベック・ゼリー」で
「アスベック」ってなんぞや?と最後につぶやきましたが、
ブログを読んだ知人がメールで「それはね・・・」と、送ってきてくれました。謝謝!!


「アスベック」とは「アスピック(aspic)」のことだそうで、
こう書けばご存知の方もいらっしゃると思いますが
フランス語で「火を通した魚介のゼリー固め」という名詞、
もしくは調理法の意味だそうなんです。
料理音痴の私は「アスピック」なんてコトバ知らなかった。
故に気がつかなかった。
(そんなワタシでも料理ブログはできるのだ)


で、知人曰く「アスベック・ゼリー」と書いてしまうと「魚介ゼリーゼリー」となり、
「チゲ鍋」が「鍋鍋」という意味になるのと同じなのだそうな。


ちなみにいくつか「アスピック」の画像を見ましたが、
型に入れて冷やした後に皿の上に取り出した、
しっかりと固まった状態のものが多く見受けられました。
このようなきちんとした(?)きれいなアスピックはとてもおいしそうでしたが、
同じように「アスベック・ゼリー」を作ってたら大胆不敵な様相になっていたかも。
そんな「アスベック」も見てみたかった・・・かも。


ふと思ったんですけど、
昔と今じゃ違う読み方をする外来語は多数ありますが、
この料理は「アスピック」というより「アスベック」という方が
しっくり馴染む気がするんですよね。
「アスック」はフォークとナイフを使ってテーブルでお上品に食べるっぽい響きですが、
「アスック」となると昭和初期の家庭で一家が揃ってちゃぶ台を囲み、
ものめずらしげにわいわいと箸で食べてる様子が
目に浮かんでくる気がするのです。

なんとなくね。
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『温故知新で食べてみた』が本になりました


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