温故知新で食べてみた

戦前、主に昭和初期の料理本や婦人誌に掲載されたレシピを、
実際に作って食べて昔の日本をプチ体験。
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白子干と林檎のみぞれ和え

015
監修・荻窪・桃山 磯野順子先生
主婦之友 昭和十三年一月号付録
       「冬の和洋料理千種の作方」より


これは大根おろしに裏漉ししたゆで卵の卵黄としらす干と林檎を合わせ、
甘酢で味付けしたものです。

で、食べてみた。

これは結構いいですね〜。
けどしらすの塩辛さが全体からちょっと浮いてるかな。
多分林檎や大根おろしの甘みと組み合わせたかったのだと思いますが
私はしらすはなくてもいいんじゃないかと思います。
しらすを入れるか入れないかはお好みですね。

おろしと林檎+甘酢は風邪など引いて
食欲が無い時にいいんじゃないかしら。
冷やしていただけば、さっぱりしていて口当たりもよいでしょう。

卵黄に関しては、栄養バランスもさることながら
「子供でも食べやすいように」という見た目の工夫も兼ねているようです。
普段のおかずにするなら省いてもいいでしょうね。

磯野先生は以前「海老の甘薯酢和へ」を紹介しましたが、
そちらもこちらも食感と味の違う食材を品良くまとめてらっしゃると思います。

と、いうことで

★★☆
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烏賊とせん大根、トマト・ケチャップ

014
監修・神宮家庭料理参事 森本三和子先生
主婦之友 昭和十年七月号附録
       「魚の洋食一品料理」より


これは裏ごししたトマトと大根おろしを合わせ、酢と塩、胡椒を入れたものを
ざっと塩茹でした烏賊と和える、というものです。
「せん大根」というから大根の千切りと和えるのかと思った。

・・・ん?

「トマト・ケチャップ」をどこで入れるかレシピに書いてない。
題にも材料にも名前があるのに入れなくてもいいのか?
まぁ〜でもきっと調味料と一緒に入れればいいだろう、と勝手に投入。

で、食べてみた。

う〜ん、ひと口ふた口目はうまいです。
トマトと大根おろしの組み合わせが
離乳食のような口当たりであっさりしていて食べやすいです。
けどケチャップが。

最初はケチャップの甘さが利いてたけど、
だんだんとケチャップのしょっぱさが表に出てきてクドくなります。
ケチャップは隠し味程度に入れることをオススメします。
ホントは入れなくてもいいと思うんだけどなー。
けど当時の洋食の代名詞的存在だったケチャップですから
折衷料理にするには外せなかったのかしらん。

先生、レシピにケチャップ入れなかったのは意識的にやったことなのかなあ。
「諸事情でケチャップ入れたけど、入れない方がいいんだよ〜」と
暗に言いたかったのかも。

と、いうことで


★☆☆
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海老の甘薯酢和え

007
監修・荻窪・桃山 磯野順子先生
主婦之友 昭和十三年一月号附録
       「冬の和洋料理千種の作方」より


これは林檎と塩茹でしたえびを、蒸して(ここでは手抜きして「チン」で)
すりつぶしたさつま芋と共に甘酢で合わせたものです。

で、食べてみた。

・・・すぅ〜〜〜〜っぱいっ!!

レシピには「さつま芋が『どろっと』するまで酢でのばす」とあったけど、
その言葉に忠実に作ろうとすれば相当スッパマンな味になるぐらい
酢を入れることになりそうだったので、適当なところで止めときました。
けど、酸っぱかったぁ〜。
林檎がこれまた相乗効果。噛みしめるたんびにスゥッパ〜イ。

芋とえびの相性はまぁまぁだと思うので、芋は柔らかく煮るとか、
酢は林檎酢にしてみるとか、もうちょと甘味を足すとか、
具材を小さく刻むとか、えびはワインに暫く漬け込むとか、
レーズンの一つも入れてみるとか、の工夫をしたら
ほうら「なんちゃってきんとん」の出来上がりっ。
えびは目出度いし、彩りもきれいだし、なんてったってヘルシーだし。
みなさんの来年のおせちのメニューに加えてみてはいかがでしょう?

と、いうことで

★★☆
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『温故知新で食べてみた』が本になりました


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