温故知新で食べてみた

戦前、主に昭和初期の料理本や婦人誌に掲載されたレシピを、
実際に作って食べて昔の日本をプチ体験。
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ハム巻豆腐のサラダ

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監修:橋口正樹氏夫人 橋口倉子先生
主婦之友 昭和十一年五月号 「風變(かわ)りなお豆腐の洋食十二種の作り方」より

これは酢2に対しサラダ油1、さらに塩、胡椒、砂糖少々を加えたものに
茹でた豆腐をつけ、ハムを巻いたもの。
つまりは豆腐のドレッシング漬け。

こんな感じで・・・

漬け込むこと10分。


で、食べてみた。


少々酢のきついドレッシングをかけたような
さっぱり味の豆腐は
ハムの塩加減とあいまっていい感じ。
レタスも一緒に巻いて食べると
それぞれの違う食感も楽しめて益々グーでしょう。

が、豆腐の切り方がなんせデカイ。
ゆえにちょっと食べずらい。

豆腐の三角とハムの半円のデザインは
モダンでインパクトのあるデザインですが、
もう少し薄く切るとか、一口サイズにするなどしたほうがいいかな。

豆腐は思ったより味は染みていなかったものの、
やはりドレッシングをかけただけのものよりは
味が食材に馴染んでいて、
全体としては口当たりのやわらかい味になっていると思います。
それでも酢の味がキツク感じたのですが。

これに限らず、お好みのドレッシングで
豆腐を漬け込んでみるのも面白いかも。

「一人前五、六銭でできる」あっさり節約サラダ、
夏にぴったりの一品ですね。

と、いうことで


★★☆


さてさて、ここでちょこっとオマケでご紹介。
雑誌『食道楽』昭和四年(1929年)十月号に記載されていた番付、
その名も「文壇食品見立」。
当時の作家をいろんな食べ物に例えて番付にしてるんですが、
ちょっと書き出してみると・・・


【飯の類】
白飯・・・幸田露伴
麦飯・・・田山花袋
おこわ飯・・・志賀直哉
炒飯・・・武者小路実篤

【酒の類】
ウイスキー・・・北原白秋

【鍋物類】
湯豆腐・・・久保田万太郎
よせ鍋・・・大沸次郎
ふぐチリ・・・泉鏡花

【缶詰類】
パイナップル・・・堀口大学
蟹・・・野口雨情

【いかもの類】
クラゲ・・・江戸川乱歩

【焼物】
鯛塩・・・里見淳
鮎塩・・・佐藤春夫
鰻満焼・・・谷崎潤一郎

【椀物】
スープ・・・斉藤茂吉

【飲物類】
番茶・・・菊池寛
煎茶・・・高浜虚子
抹茶・・・島崎藤村
紅茶・・・永井荷風
コーヒー・・・岸田國士
カルピス・・・西條八十

【漬物類】
沢庵・・・与謝野晶子
奈良漬・・・野上彌生子
梅干・・・坪内逍遥

【果物類】
メロン・・・稲垣足穂
くるみ・・・萩原朔太郎
栗・・・川端康成
林檎・・・尾崎士郎

【菓子類】
チョコレート・・・吉屋信子
キヤラメル・・・横光利一

【其の他】
このわた・・・室生犀星
納豆・・・山本有三
バタ・・・宇野千代


・・・と、まぁこんな具合。
ほぼA5判サイズ雑誌の見開き2ページにわたり、
説明書きなど一切なく延々と掲載しています。

これを見てるとなんとなくその作家のひととなりが
あれこれ想像できて面白いですね。






 
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