温故知新で食べてみた

戦前、主に昭和初期の料理本や婦人誌に掲載されたレシピを、
実際に作って食べて昔の日本をプチ体験。
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豚肉(ぶた)のカレー・ゼリー
動画「温故知新で食べてみた ♯1がんもどきのカレー煮」
好評公開中!
http://www.youtube.com/watch?v=egN8cdnu75k
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7988039
 

184
監修:瑞穂會 杉浦恭子先生
主婦之友 昭和十二年七月号附録 『夏の和洋料理千種の作方』より

これは茹でた豚と干し椎茸、パセリをカレー・ゼリーで固めたもの。
豚は刻んだ玉葱と酢を入れたお湯で茹で、
干し椎茸は水で戻した後、砂糖と味醂で炒り煮。
カレー・ゼリーは豚の茹で汁にゼラチン、味の素、塩、カレー粉を加えて作ります。
パセリは本来はみじん切りにして入れるのですが、
勘違いしてまるまる入れてしまいました。

固めた様子はこんな感じ。



で、食べてみた。


口当たりがとてもいいですね。
カレー味のゼリーを初めて食べましたが、
あっさりつるつるなカレー味が
不思議で面白かったです。
椎茸や豚も柔らかく、とても食べやすいですね。

豚は「細かくほぐし」とレシピにあったので手で裂いてみたところ、
淡白な豚にカレー・ゼリーがよくからまり、
美味しくいただけました。
さっぱりとした豚やちょっとスパイシーなカレー・ゼリーと
甘く煮た椎茸の味の組み合わせも
よかったように思います。

ただ、パセリをまるまる入れてしまったので
口の中でちょっとイガイガしますし、パセリの味も強く出てしまいました。
見た目は面白いと思いますが、
ちょっとアクセントになりすぎなので、
ちゃんと「みぢん切り」にして加えた方がいいと思います。

それとカレー粉が全部溶けきらずに底に粒子がたまってしまいました。
これはこれで模様のようにはなりましたが、
溶けきらなかったことで
カレーらしい味は全体的に薄まってしまったかもしれません。

もうひとつ。
本来は「一寸五分くらゐの角切」にしますが、
ゼリーが柔らかくて包丁を入れると崩れてしまい、
崩れた状態のままでの盛り付けとなってしまいました。
これでいいという方もいらっしゃるとは思いますが、
ゼリーはもう少し固めに作って角切りで盛り付けると、
断面の面白みも楽しめると思います。

一風変わったこのモダンなカレー料理、
「見て涼しげに、舌觸(したざは)りも上々の寄せ物」です。
「お客膳の前菜などに使つても、とても喜ばれ」るとのことですから、
お盆など親戚一同が介するときなぞ、
お出ししてみてはいかがでしょう。


と、いうことで


★★☆
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