温故知新で食べてみた

戦前、主に昭和初期の料理本や婦人誌に掲載されたレシピを、
実際に作って食べて昔の日本をプチ体験。
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アメリカン・チャプ・スウイ
動画「温故知新で食べてみた ♯1がんもどきのカレー煮」
好評公開中!
http://www.youtube.com/watch?v=egN8cdnu75k
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7988039



196
監修:田中三郎、須柄晴
料理の友社 昭和十年 『モダン美味家庭洋食』 「穀類と麺類の部」より

これはフライ鍋で乾煎りして溶かした砂糖に胡麻油、野菜、スープ、
豚肉の細切りを加え、塩、しょうゆ、味醂で味付けした後、
水溶き片栗粉を加えたものを、油で揚げたそばにかけたもの。

野菜は玉葱、セロリ、もやし。
豚は湯煮してから用います。


で、食べてみた。


甘いですね。
何かの味に似ているなあ・・・と考え、
思い当たったのが、肉じゃが。
肉じゃがを揚げ麺にかけて食べている感じです。
胡麻油の風味がよく、豚の旨みも出ていて美味しいのですが、
ちょっと甘いです。
砂糖の甘さというより味醂の甘さが口に残るかな。

その砂糖ですが、焦がしてカラメル状にすることで
全体にコクが生まれたように思います。

野菜のシャキシャキ感がいいですね。
麺はもっとパリパリに揚げると食感の違いが楽しめそうです。
でも柔らかい麺にあんをからめるのも美味しいので、
麺の揚げ具合はお好みで。

麺の状態を示すために
あんを半分にだけかけていますが、
実際はこの倍の量が出来上がります。
全てをふんだんにかけて食べることをオススメします。

ところで、私は「アメリカン・チャプ・スウイ」という名前を
この本で初めて見たので、面白い名前の料理だなと思って選んだのですが、
元々この料理は存在していたのですね。

『銀座アスター 饗宴への招待』(文芸春秋・刊)によると
昭和元年十二月に中国料理店「銀座アスター」が
「銀座一丁目電停前」にオープンしましたが、
「入り口のガラス戸には
『アメリカン・チャプスイ・ハウス・レストラン』と書かれて」いたそうで、
「アメリカでは中国料理店のことを
『チャプスイ・ハウス』と呼んだことに由来」したとのこと。
そしてこの店の看板料理が「アメリカン・チャプスイ」だったそうです。

「簡単にいえば炒めた具材を煮込んだ料理」で、
「料理事典を開くと『八宝菜』とするものがあったり、
『広東料理をベースにしたアメリカ料理をアレンジした雑炊』」ともあったりで
「はっきりした定義はありません」とのことですが、
「当時のメニューを見ると、『アメリカンチヤプスイの部』として
十五種がならび、ポピュラーな『牙菜什碎』は
『セロリー・もやし・肉・玉葱・椎茸の炒付煮』」だったそうです。
セロリを使うからアメリカンだったのかしら。


と、いうことで


★★☆

 
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| - | 2012/11/15 4:03 PM |









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『温故知新で食べてみた』が本になりました


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