温故知新で食べてみた

戦前、主に昭和初期の料理本や婦人誌に掲載されたレシピを、
実際に作って食べて昔の日本をプチ体験。
玉蜀黍の芥子和
動画「温故知新で食べてみた ♯1がんもどきのカレー煮」
好評公開中!
http://www.youtube.com/watch?v=egN8cdnu75k
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7988039


207
料理の友 昭和九年六月号 「田園の珍味 玉蜀黍と枝豆のお料理」より

これは茹でたトウモロコシを芥子、砂糖を加えた味噌で和えて
うどを飾ったもの。
味噌は裏漉しします。


で、食べてみた。


美味しいですね。
甘いトウモロコシに
ピリリと芥子のきいた味噌の組み合わせだけだと
味がとんがるのですが、
うどが加わるとそのえぐみで味が中和され、
バランスがとれるところが面白かったです。

また、トウモロコシのツブツブ感と
うどのシャキシャキ感の組み合わせもよいですね。
ここでは飾り程度に盛り付けてありますが、
うどは量が多い方が断然美味しくなります。

ところでトウモロコシは新しい野菜だと思っていたのですが、
『料理食材大事典』(主婦の友社)によると
天正七(1579)年には
長崎に上陸していたのですね。

ですが、『雑穀博物誌』(草川俊・著 日本経済新聞社)によると
トウモロコシが日本で栽培されるようになったのは
明治に入ってからのことで、しかも原産国の中南米などと違い、
「米食民族日本人の主食の仲間入りできないトウモロコシは、
一般の用途としては、江戸時代と同じように菓子用などに
食べられたに過ぎな」かったそうです。
トウモロコシはおやつとして茹でて食べられることが
多かったようですね。

ちなみにうどは『新特産シリーズ ヤマウド』(小泉丈晴・著 農文協)によると
「フキ、ミョウガ、ミツバなどと同様に、
日本原産野菜のひとつである」そう。

これらのことから
「日本原産野菜」のうどと
「新大陸」のトウモロコシの組み合わせは
斬新な和洋折衷といえると思いますが、
今までおやつとして扱われることが多かった
トウモロコシを料理に使ったというところも
目新しさだったのかもしれないですね。


と、いうことで


★★★


 
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こんばんは

缶詰のコーンを買ってきて
すぐにでも出来そう〜
トウモロコシに芥子の発想は
これもまた
なかなか思いつかないですよね
トウモロコシは北海道が原産だと
思ってました(トウキビ)

トウモロコシは食品としてだけではなく
コーンスターチ(でんぷん糊)として
段ボールの中の波の芯の部分を接着するのに
よく使われています
万能食品ですね〜
| 段次郎 | 2013/05/24 2:39 AM |
>段次郎さん

こんばんは。
これは簡単メニューでもありますよね。
この組み合わせは
なかなかユニークだなあって思いました。

トウモロコシ、北海道のイメージありますよね^^

それにしても接着剤としても使われてるなんて
知りませんでした。
ほんとに万能ですね、トウキビ!
| 山本直味 | 2013/05/25 11:44 PM |









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