温故知新で食べてみた

戦前、主に昭和初期の料理本や婦人誌に掲載されたレシピを、
実際に作って食べて昔の日本をプチ体験。
スタッフド・トマト

006
監修・掛橋料理講習所 掛橋菊代先生
主婦之友 昭和十年七月号附録
       「夏の和洋料理千種」より

最初、この本の口絵写真を見たときに、トマトから何を生やしてんだ?と
衝撃を受けたのがコレ。
見たまんま、トマトをくり抜き、そこにフレンチドレッシングで和えた
缶のアスパラを詰め込んだモノ。
ちゃんと料理として本に載ってるんですぞ、手抜きじゃあないですぞ。

・・・けど、あまりにもそのまんまなので、味は省略。

ちなみにこの掛橋先生、12年間もの長きに渡り
ボストンのクッキングスクールに欧米料理の研究に行っていたそうですが
その後無理がたたり、盲腸炎・脊髄カリエス・腹膜炎・肝臓病・胃腸病・中耳炎・関節炎・
強度の神経衰弱・一時は失明状態など、てんこ盛りの闘病生活を8年も送られたそうな。

けれどご自身で病人食を作り食することで奇跡的に回復!
これによって病人食の研究に熱心に取り組むようになり、
各方面に講習会に行ったり、病人や子供や老人向けの栄養食の本を出版するなど
かなり精力的に活動されたそうです。
これだけの病気を克服されたのだから説得力大ですよね。

余談ですが当時は「アスパラ」といえば「ホワイトアスパラの缶詰」。
グリーンが市場に出回るのは昭和30年代からです。
残念ながらホワイトはグリーンに比べ、さほど栄養価は高くない模様。
この時代にグリーンがあったら間違いなく掛橋先生はグリーンを多用したでしょう。
でもこの料理に関しちゃ、グリーンよりホワイトの方がいいですね。
赤と緑の組み合わせはちょいと地味。


 
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キモイ!
指みたい!
昔のトマトは今のとちがって青っぽかったから
見た目のがもっと夏っぽいのかな。
ホワイトアスパラも高かったんじゃないのかな。
| tora | 2006/07/12 8:31 PM |
>toraさん

確かに昔のトマトは青っぽかったですね。
実も今より固かったと思いますので、
歯ざわりの違いも今より楽しめたかもしれませんね。

アスパラの缶詰はいくらぐらいだったんでしょうね。
わかりましたらこちらに追記します。
| nawomayo | 2006/07/14 10:37 AM |
>トマトから何を生やしてんだ?

toraとかいう頭の悪そうな人も言うてはりますけど、トマトから貞子が出てくるところですよ(四草)
| jib | 2008/03/14 3:20 PM |
>jibさん

ああ、ここでも「ちりとて」・・・^^;
よかったらjibさんも貞子仕様のトマトを食べてみてください。
| nawomayo | 2008/03/14 11:28 PM |









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