温故知新で食べてみた

戦前、主に昭和初期の料理本や婦人誌に掲載されたレシピを、
実際に作って食べて昔の日本をプチ体験。
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筍とほうれん草のサラド
動画「温故知新で食べてみた ♯1がんもどきのカレー煮」
好評公開中!
http://www.youtube.com/watch?v=egN8cdnu75k
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7988039


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監修:村井政善
味の素本舗 株式会社鈴木商店出版部
大正十五年十月発行 大正十六年『新家庭日記』より

これは茹でた筍とほうれん草をマヨネーズで和えたもの。
ほうれん草は葉だけ茹でて醤油と味の素につけておきます。
玉子焼きのせん切りを乗せてすすめます。

『新家庭日記』は味の素本舗 株式会社鈴木商店(現・味の素株式会社)が
発行していた主婦用の日記で、一日毎に三食の献立やレシピ一品が書かれており、
巻末には家計簿や家事の心得などがある、
いわば今でいう家計簿のような本ですね。


で、食べてみた。


下味をつけた筍、醤油味のほうれん草とマヨネーズが合いますね。
ほうれん草は葉の部分だけを使うので
口当たりが軟らかいです。
また、それと対照的な筍のサクッと感がいいですね。

実はこの筍。
「うでた」後に「下煮」をする、と書かれてあったのですが、
はて、茹でた後にまた煮るというのはどういうことかしら、と
しばし考えまして。
それで下味をつけてみようと
出汁と酒、みりん、醤油で煮てから和えました。
結果、下味をつけた方が
よりマヨネーズとの味が相まってよかったと思います。

加えて、ほうれん草は「五分(約1.5僉膨垢機廚棒擇襪
書いてあったのですが、
筍に関してはどのように切るかが明記されてなく。
ほうれん草と同じように切ればいいのかどうか迷いましたが、
ここは筍の食感を生かそうと思い、
一口サイズの乱切りとしました。
切り方に関してはお好みで短冊に切ってもいいのかな。

そしてここではほうれん草の茎は使っていませんが、
想像するに昔のほうれん草の茎は今より硬かったり
エグミが強かったりしたのかもしれません。
なので、味や食感のバランスを取るために
除けてしまったのかなあ、と。
現代のほうれん草は味も食感も軟らかくなっているでしょうから、
今は混ぜちゃってもいいでしょう。

大正十六年に既に醤油+マヨネーズが合うと
考えたいた先生がいらっしゃったのが面白いなぁと思い、
この料理を選びました。

ところで。
お気づきになった方もいらっしゃると思いますが、
大正は十五年まででして、十六年はないんですね。
なぜ十六年かというと、この本は
1926年、大正十五年十月に発行されたものだからです。
大正天皇崩御は大正十五年十二月二十五日ですから、
このような表記になっているのですね。


と、いうことで


★★★
 
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『温故知新で食べてみた』が本になりました


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