温故知新で食べてみた

戦前、主に昭和初期の料理本や婦人誌に掲載されたレシピを、
実際に作って食べて昔の日本をプチ体験。
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吉屋信子のトマトうどん
動画「温故知新で食べてみた ♯1がんもどきのカレー煮」
好評公開中!
http://www.youtube.com/watch?v=egN8cdnu75k
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7988039


357
監修:吉屋信子
主婦之友 昭和八年六月号 「榮養料理の作り方九十六種」より

さて。
おかげさまでこの「温故知新で食べてみた」ブログは
本日10周年を迎えました。
ひょんなことからなんの気なしに立ち上げたブログではありますが、
いつのまにやら、早10年。
三日坊主も甚だしい私がここまで続けてこられたのは
ひとえに今まで読んでくださった皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。

それで。
10周年を迎えるにあたり、
原点回帰とでも申しましょうか、
第1回目に作った「トマトうどん」の
別バーションに挑戦してみることに。
今回選んだのは当時の人気作家、吉屋信子先生のレシピで、
茹でたうどんと刻んだトマト、鶏肉を煮込み、
塩、胡椒で味付けをするというもの。

「うどんは、大抵干しうどんを用ひますが、
茹で上げる前にバタを少し入れると、非常に美味しく」なるそうですが、
「茹で上げてから晒さないのですから、
なるべく鹽(しほ)気のないものを用ひます。」とのこと。
塩気のないもの、塩気のないもの・・・とブツブツ言いながら
スーパーに行ってみると、塩を使ってない生うどんを発見。
干しうどん製トマトうどんは初回に作っているということもあり、
ここではその生麺を使ってみることとしました。


で、食べてみた。


トマトの酸味が程よく感じられる、
さっぱりあっさりシンプルうどんです。
ちなみに「生トマトがないときは
罎詰のトマトソースを入れます」。

そしてこのうどん、
バターの風味がグーなのですが、
麺自体に塩気があったら
このバターにクセを感じそうです。
塩気ゼロ生麺にして正解でした。
ただ、少々煮込むので、
干しうどんを使った方が食感はよさそうです。

また、当時としては十分バターやトマトの味がわかる麺に
なっていたのかもしれませんが、
現代人にはちょっとあっさりし過ぎかな。
なにか調味料などを足してコクを出してもいいかもしれません。
吉屋先生は「鶏肉だのむきみだのハムだの、
そのときあるものを細かく切つて少し加へ」るとおっしゃっていたので、
ほんとに冷蔵庫にちょびっと残っていた鶏肉のみを入れたのですが、
ハムを加えたら塩気やコクが加わって
より美味しくなったかも。
この料理のミソは後からちょいと加える塩気ですね。
先生は「マカロニならなほ美味しいです。」と
おっしゃっていますが、これは確かにそうかも。

この料理の特集記事のサブタイトルとして
「家に外に毎日活動をつづけていらつしゃる方々の榮養食は?」とあります。
先生は主に家での活動をされてた方ですから、
このぐらいのあっさりとしたお味が
良いのかもしれませんね。

「トマトうどん」はいろんな先生が
度々レシピを紹介しています。
これからも他の「トマトうどん」を
ご紹介していけたら、と思います。

そんなわけでして、
これからもゆるゆるとマイペースに
やっていきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。


と、いうことで


★★☆

 
| comments(6) | trackbacks(0) |
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大変出遅れてしまい申し訳ございません!
ブログ開設10周年おめでとうございます
戦前の料理について
こちらのブログでいろいろ勉強させていただきました
特に西洋料理の普及に、多くの料理研究家の方々が
創意工夫をされてこられたのがとてもよくわかりました
今の日本食文化が和洋中と豊富なのは
こういう先人の努力の賜物なのですね

今後ともよろしくお願いいたします
| 漣 | 2016/06/19 4:50 PM |
同じく出遅れましたが
10周年おめでとうございます。

継続とは美しいものだわ!

また何か作ったやつ食べさせてねー!
| とら | 2016/06/23 9:20 PM |
漣さん

いえいえ、こちらこそお返事が遅くなりまして
大変申し訳ありません〜!
ありがとうございます。
私も漣さんのブログでいろいろと勉強させていただいております。
本当に先人たちがつけてくれた道があってこそ、
今の多様な食文化があるのだと思います。

こちらこそどうぞ今後ともよろしくお願い致します。
漣さんの再現料理も楽しみにしております。
(なんといっても食器がすてきです!)
| 山本直味 | 2016/06/25 11:49 PM |
とらさん

いやいやこちらこそお返事が遅くなってしまって
申し訳ないですー!

まさかこんなに続くとは自分でも思ってなかったよ。
継続は力なりというけど、ほんとに力が要るものだねえ。

また試食してもらう機会があったら
よろしくねー!
| 山本直味 | 2016/06/25 11:50 PM |
続きましてこんばんは。
10年も活動されてるのは素晴らしい事だと思います。おめでとうございますというか、継続は力なり。お疲れさまでございます。
さて今回のトマトうどん。色々こだわりというか、それでいてお手軽というか。レシピだけ読んでいると確かに塩気がありませんね。バターを入れるということは、当時は無塩バターは無かったのですかね。今ならミニトマトがありますから、お手軽に作れるかもしれません。レシピをじっくり読んでいて思いついたのは、無塩バターを使って味噌と合わせると面白いかもしれませんね。
トマトは栄養もあるのでよく使いますけど、ミニトマトなら親子丼に入れたりとかして楽しんでます。なのでアレンジでトマトうどんに卵使ってみてもいいかもしれませんね。
先生は当時のレシピを忠実に再現されてますから、アレンジはできませんが、読んでいて色々アイデアをいただいていて、今に通じるレシピの基礎がたくさん生まれたのだなと感じます。
さらに10年後にも20年後にも先生のブログ読んでいたいです。
| Masaki | 2016/12/12 11:21 PM |
Masakiさん

ありがとうございます。なんだか気が付けば10年経ってました。

トマトうどんですが、ほんとにお手軽メニューですよね。
多分当時は無縁バターはなかったのでは、と思います。
例えばお菓子の時は無縁バターを使うことが多いのですが、
当時のレシピで無縁バターを使う、という記述を
見たことが、今のところありません。
もしかしたら記述のある本があるのかもしれませんが、
婦人雑誌などでは出てこないので、恐らくあったとしても
プロが使うものだったのでは、と想像します。

トマトうどんに味噌とか卵使ったりとか、いいかも。
アレンジを考えるのも楽しいですよね。

まぁこの先はどこまで続くのやら・・・と思ってますが、
昭和初期料理に興味を持った人が、新たに
ブログやインスタなどやってくれて、
後に続けてくれたらいいなあ・・と、期待してます^^
| 山本直味 | 2016/12/15 3:22 PM |









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