温故知新で食べてみた

戦前、主に昭和初期の料理本や婦人誌に掲載されたレシピを、
実際に作って食べて昔の日本をプチ体験。
よせ支那饅頭

動画「温故知新で食べてみた ♯1がんもどきのカレー煮」
好評公開中!
http://www.youtube.com/watch?v=egN8cdnu75k
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7988039


364
監修:大下角一氏夫人 大下あや子
主婦之友 昭和九年四月号 「お花見辨當六種の作り方」より

これは出来合いの支那饅頭の間に
甘鹹(あまから)に煮付けた椎茸、愼Δ
「ほどよく詰め」、蒸し直したもの。
饅頭を横一列に並べ、饅頭と饅頭の隙間に
具材を挟み込んで蒸した後、
饅頭同志がくっついてひとつに固まるように
簀(す)で巻いてしばらく置きます。


こんな感じ。

支那饅頭を真ん中で輪切りにして、盛付けます。


で、食べてみた。


市販の肉まんを使っていますから、味は間違いなく美味しいです。
印象としては肉まんとシューマイを足して2で割ったような感じかな。
旨味のある甘辛椎茸は肉まんの味を補足し、食感もアクセントに。
グリンピースの程よい塩気&食感も
モチモチな饅頭をぎゅっと引き締めていてグー。
食べ応えもあるし、美味しくてあっという間にペロリでした。

でもコレ、食べずらい。なんせ、食べずらい。
具材を挟んだ状態で食べるのが、なんとも難しい。

まずこの料理、肉まんの間に
椎茸やらグリンピースやらを挟むところから難しい。
なんとか具材を挟めて蒸すことができても、
その形をキープしているかというとそうでもなく、
ちょっと触れるとボロボロ具材が崩れます。
なので、崩れぬように簀に巻くことが、これまた難しい。
で、せっかくなんとか成形して固めたつもりでも、
切るときに、まーたボロボロと具材は崩れてきます。

こんなふうなので、四苦八苦しながらも
形を取り繕って皿には乗せても、箸で挟むと
結局、具材がボロボロとこぼれ落ちるわけです。

具材は間に詰めるのではなく、間に挟むとよかったんじゃないかな。
もしくは輪切りにして、その上に乗せるとか。
ただ、間に詰めた方が見た目の面白さがあるようには思います。
先生も「切口に肉が見えたり、愼Δ篦蚤が挟まつて、
なかなか面白く、お味も大へんよろしいです。」と、
おっしゃっていることだし。
・・・ってことは、頑張って間に詰めた方がいいってことなのネ。

さて、この饅頭。
「支那饅頭はデパートでも支那料理店でも
賣(う)つてゐるから、それを前の日に
買つておきますと、朝支度をしながらすぐ出來ます。」とのこと。
そして「これだけでは單調(たんてう)ですから、
これにおにぎりなり、野菜サンドウィッチなり、
取り合せて持つてゆきます。」とも、
先生はおっしゃっています。
今から見るとちょっと突拍子もない饅頭にも見えますが、
出来合い惣菜を使ったアレンジ料理の先駆けといえるのかもしれませんね。


と、いうことで


★★☆
 

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美味しそうですがやはり成形が難しそうですね〜
中華まんじゅうはそれほど高価でもなさそうですし、既に庶民の味だったのかも・・・
クックパッドにも作り方が載っていますが、中身より生地を発酵させるのが難しいのですよね〜うまく出来たらとても美味しいのですが
| 漣 | 2016/11/12 5:20 PM |
漣さん

はい、美味しいのですが、成形難しかったです。
中華が身近になってきた頃ですよね。
中華まんも身近な味だったかもしれないですね。
私はいつも中華まんは出来合いばかりです^^;
自宅で作りたてが出来れば
さぞかし美味しいでしょうね〜。
| 山本直味 | 2016/11/15 11:44 PM |









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