温故知新で食べてみた

戦前、主に昭和初期の料理本や婦人誌に掲載されたレシピを、
実際に作って食べて昔の日本をプチ体験。
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牛肉(にく)の油いため

084
監修:割烹研究会
文友堂書店 大正十三年十月第六版印刷
        「新式家庭料理 完」より

これは牛肉を叩きながら玉子を合わせたものに衣をつけ、胡麻油で焼いたものです。
仕上げに醤油と粉山椒をちょちょっと振りかけて出来上がり。

で、食べてみた。

「油いため」と題していますが、That'sシンプルハンバーグ。
あまりの簡単な手順に「どんな料理が出来るんだろ?」と不安を覚えつつ
トントントントンと肉をひたすら包丁で叩いてましたが、
思いのほか美味しくできました。
衣は塩を少々入れたメリケン粉を水で溶いて作るのですが、
塩を肉に混ぜずに衣に混ぜ込むところが面白いですね。
そのせいか、塩の味が割合ダイレクトに届きます。

何もかけないで食べると油っぽく、文字通り肉を油で焼いたまんまの
ちょっとコクが足りないかな?って感じの味になるのですが、
醤油と粉山椒をかけることにより、ごま油の風味が引き立ちます。
油は牛や豚の脂でもいいようですが、ごま油の方が
醤油&山椒とのバランスが面白いんじゃないかな。

また、見た目は硬そうに見えますが、結構柔らかく出来上がります。
また板で肉と卵をひたすらよ〜く、よ〜〜〜っく、叩くべし。

と、いうことで

★★★
 
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