温故知新で食べてみた

戦前、主に昭和初期の料理本や婦人誌に掲載されたレシピを、
実際に作って食べて昔の日本をプチ体験。
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芝海老の人参詰サラダ

063
監修:掛橋料理講習所 掛橋菊代先生
主婦之友 昭和十年七月号附録『魚の洋食一品料理』より

これはセロリ、ピーマン、茹でた海老をマヨネーズソースで和え、
中身をくり抜いたにんじんに詰めたもの。

中身はこんな感じです。


で、食べてみた。

オリーブオイルで作った、ちょっとレモンの効いたマヨネーズソース
(主婦之友 昭和七年七月号附録『お惣菜向きの洋食の作り方三百種』を参考)と
海老の相性がよく、さっぱりとして食べやすいサラダとなりました。
夏は冷やしていただくと、爽やかな風味がより楽しめそうです。

にんじんは茹でる前にくり抜くとレシピにあったので最初は果物ナイフでやってみたのですが、
生の状態だとヒジョーに硬くてやりずらい。
リンゴの芯のくり抜き器でもあればよかったのですが、生憎持ち合わせておらず。
結局茹でた後に箸で中身を突き崩し、グレープフルーツ用のスプーンをドリルのように
使って掘ってみましたが、真ん中より若干手前までぐらいしか掘れなかったために
具材があまり詰められませんでした。

当時の一般家庭にくり抜き器があったとはあまり思えないので、
当時の奥様方もこれには苦労されたのではないでしょうか。

このようにこの料理、味はいいのですが、日常作るという意味では少々手間がかかりますね。
しかも深くくり抜けなかったことでにんじんの比率が他の具材に比べて多くなり、
ひたすらにんじんばかりを食べている気分にもなります。
材料全てをこまかく切ってバランスよく混ぜ合わせた方が彩りも良く食べやすいと思うのですが、
この料理を作った掛橋先生はこれまでも見た目にも楽しめる料理を作ってこられたので、
このような「箱の中身はなんだろな」的な造形にしたのかしら。

ちなみに今回使用したセロリ。
この時代からあったのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
明治初年から既に栽培されていたそうです。
が、特有の香りのために戦前はあまり普及しなかったのだとか。

と、いうことで、味はいいけど手間の分を差し引いて

★★☆


 
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昭和初期だと
人参はお菓子だと説。。。
試しに作ってみようかな♪
(○^〜^○)/
| まこと(奈良 | 2008/03/06 8:58 AM |
>まことさん

作ってみてくださ〜い、なかなか手ごわいです^^;
でもさっぽりしてて美味しいですよ☆
| nawomayo | 2008/03/06 10:23 PM |
こちらのブログ、興味深く拝見させていただきました。

さて、度々こちらで見る"松茸の価値の相違"についてですが、
心当たりというか、素人なりの仮説を立ててみました。

『北朝鮮で松茸が豊作でどんどん日本に輸入しよう』
そういうニュースを見られたことがあると思いますが、
北朝鮮では経済制裁などの要因で深刻な燃料不足に陥っており、
燃料のためにどんどん伐採を続け禿山ばかりになっているとか。

燃焼効率のよい樹脂を多く含み、燃料に一番適していて、
また育ちやすい樹木というのがアカマツなのだそうです。
こちらのメニューが編纂された時代、日本の燃料といえば、
樹脂を多く含み燃えやすい松の枝や木片だったわけです。

当時の里山では家庭の燃料のためのアカマツが栽培管理され、
その結果マツタケの生育にとても適した環境になったのだと思います。

現在では木材を燃料とすることはほとんどなくなり、
伐採や下草刈りなども熱心にすることもなくなったため、
アカマツメインだった里山の雑木林は他の種類と混交し、
今ではマツタケは高級な食材へと変わっていったのかもしれません。

俺の曾祖母は大正時代の人で、お着物を着て当時家庭科の
教鞭を振るっていたようなモダンでハイカラな人でしたので、
自分の曾祖母の若い頃はこのような料理もしてみたのかと考えると面白いです。

ひとつ曾祖母の料理についてお聞きしたいのですが、
卵を片手鍋で出汁を用いて甘くふわふわにする料理というものを知りませんか?
私がほんのちいさな子供の頃、よく作ってもらった記憶があるのです。

当時の流行のハイカラでお洒落な卵料理だったのか、
それとも彼女のオリジナルだったのかはよくわかりません。
| Emanon | 2008/03/11 1:12 AM |
>Emanonさん

書き込み、ありがとうございます。
マツタケに関しては漠然と昔はたくさん採れたもの、という認識しかありませんでしたが、
そういう理由があってのことだったのですね。

またEmanonさんがおっしゃる卵料理ですが、
残念ながら私は今のところ目にしたことはないんです。
ですが、卵料理を中心に構成した料理本がいくつかありますから、
もしかしたらそちらに記載があるかもしれませんね。

これからもぽつりぽつりと更新してまいりますので、
またお立ち寄りください。
| nawomayo | 2008/03/11 11:48 PM |
ギャー!!!!!!!!!!!!!!!!
| とら | 2008/03/13 2:07 PM |
>とらさん

その「ギャー!!」は人参得意じゃないから
「ギャー!!」?^^;
| nawomayo | 2008/03/13 2:37 PM |
昔の人参の味を思い出すと…
子供のキライな野菜大集結だよ!!これが食卓に出たら拷問だったろう。
しかし、アスパラぶっさしといい、人参くりぬきといい
なんてア〜バンギヤルドな…。

の、ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
| とら | 2008/03/14 1:44 PM |
>ひたすらにんじんばかりを食べている気分

気分ではなくてそのままですよ(四草)
| jib | 2008/03/14 3:17 PM |
>とらさん

なるほど、それはそうかも。
にんじん丸齧りだものね^^;
掛橋先生、まだまだいきます、よろしくです。
| nawomayo | 2008/03/14 11:22 PM |
>jibさん

「ちりとて」見てないからなんのことやら・・・^^;
| nawomayo | 2008/03/14 11:25 PM |









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